2024年3月12日、Midjourneyの公式サーバーのアナウンスメントで”待望の”新しい発表が出ました。
一貫したキャラクターを出す機能、
「キャラクターリファレンス(キャラクター参照)」という機能が追加されました!
Midjourneyで作成できるイラストはランダム性が高く、同じキャラクターで新しいイラストを作るのは結構苦労します。
自分の好きなキャラクターで様々な表情やポーズを出す方法をいろいろ模索していましいたが、先日のアップデートでかなり簡単にできるようになりました。
今回はキャラクターリファレンスの使い方を解説します。
【Midjourneyの公式サーバーの発表】”Character References”キャラクターリファレンス
2024年3月12日、Midjourneyの公式サーバーのアナウンスメントで新しい機能が発表されました!
今回追加されたのは、一貫したキャラクターを出す機能、
“Character References”「キャラクターリファレンス(キャラクター参照)」
そして、参照の「強度」調整する「–cw(キャラクターウェイト)」です!
新パラメーター
–cref(キャラクターリファレンス)
新パラメーター
–cw(キャラクターウェイト)
以前紹介した「–sref(スタイルリファレンス)」機能に似ていますが、
「–cref(キャラクターリファレンス)」は参照スタイルを一致させる代わりに、「参照するキャラクター画像」にキャラクターを合わせて作成する事ができます。
ただし、現在はまだ精度は限られていて、正確なえくぼやそばかす、Tシャツのロゴをコピーをすることはできません。細かい部分については今後の進化に期待です。
では、使い方を見ていきましょう!
–cref(キャラクターリファレンス)の使い方
現状、[–cref]はMidjourneyの最新バージョンのV6とniji6でのみ使えます。
- Midjourneyでキャラクターを作成する
- 画像リンクをコピーする
- [–cref]の後に参照したいイラストのURLリンクをつける
- [–cw]で参照の強度を調整する
- 画像生成する
1.Midjourneyでキャラクターを作成する
[–cref]は、Midjourneyで作成されたキャラクターを使うと最も効果的です。
(実際の人物や写真ではあまり上手にできません)
[/imagine ]にプロンプト入力し画像を生成、参照したいキャラクター画像を[U]でスケールアップします。
イラストを作成するには、プロンプトに
[イラスト:illustration]や
描画の種類[水彩画:Watercolor Painting、子供の落書き:Children’s Doodle]というキーワードを入れると作りやすいです。
2.画像リンクをコピーする
スケールアップした画像のリンクをコピーします。
3.[–cref]の後に参照したいイラストのURLリンクをつける
プロンプト入力バーに「/imagine」を入力し、テキストプロンプトを打ち込みます。その後ろに「–cref」、その後にコピーしたリンクを貼り付けます。
テキストプロンプトには、キャラクターの表情やポーズ・動作などを入力します。
4.[–cw]で参照の強度を調整する
プロンプトに、「–cw(数値)」を入力し、キャラクター参照の「強度」を設定します。
「–cw」の範囲は0~100で、デフォルトは100です。
「–cw」の調整の基準として
- [–cw 100]:キャラクターの顔、髪、服など全体を参照して生成
- [–cw 0]:顔にのみ焦点を当て生成、服装や髪型の変更できます
5.画像生成する
画像を生成すると、参照したキャラクターで画像が生成できます。
もし、生成できない場合は、
- プロンプトの「–cref」の前後にスペースを入れ忘れていないか
- MidjourneyのバージョンがV6とniji6になっているかどうか
を確認してみてください。
–cref(キャラクターリファレンス)の応用
複数のリンクを参照
複数の画像からキャラクターをブレンドしたい場合、
それぞれの画像のリンクをコピーし、「–cref」の後に貼り付け画像を生成します。
プロンプトとしては、[ –cref urlA urlB urlC ]となります。
–srefとの併用
「–cref」は「–sref」も同時に使うことができます。
併用することで、キャラクターを参照しつつ、参照画像のスタイルも反映することができます。
アップロードしたイラストを参照
この機能は、Midjourneyで作成されたキャラクターを使用する際に最も効果的です。そのためアップロードした画像では上手くいきにくいです。
アップロードした画像で上手に作るには、テキストプロンプトが重要になります。
一度Midjourneyで作った画像であれば、その画像を作った時のプロンプトを、Midjourney外の画像の場合は、その画像の特徴を入力したプロンプトを入力することで、–crefを上手に使いこなすことができると思います!
–cref(キャラクターリファレンス)の登場で活用の幅が拡大!
前回発表の「–sref(スタイルリファレンス)」で画像生成が進化しましたが、
今回追加された「–cref(キャラクターリファレンス)」は、AI絵本で同じキャラクターを用いていろいろな表情やポーズ・動きを出すという課題をさらに解決できたと思います!
さらに「–cref(スタイルリファレンス)」により同じキャラクターを出す精度が上がったので、AI絵本、アニメーション、アイコン、AI漫画やなど、活用の幅が格段に広がったのではと思います!
Midjouneyで「–cref(スタイルリファレンス)」「–sref(スタイルリファレンス)」を使いこなすことは、活用する上で必須なスキルとなってきそうですね!
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