OmniReferenceでキャラの一貫性・動作まで再現する方法【Midjourney v7】

OmniReferenceでキャラの一貫性・動作まで再現する方法【Midjourney v7】

こんにちは、AI たろうです!
今回は、Midjourney v7の注目の新機能「OmniReference(オムニリファレンス)」について解説します。
AIで絵本やイラスト、アニメを作っている方にとっては、表現の幅がぐんと広がるうれしいアップデートです。

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目次

OmniReferenceって何がすごいの?

簡単に言うと「画像を参照して、そのイメージに近い新しい絵を作る機能」です。
Midjourneyではもともと--cref(キャラクターリファレンス)機能がありましたが、これは基本的に“キャラ”を再現するのがメインの機能でした。

でも、OmniReferenceは、
キャラクターに限らず人物、物、小物まで再現できるようになり、さらにその質、精度が上がりました!

OmniReferenceの基本的な使い方

【ステップ①】参照したい画像を用意する

まずは、使いたい画像を1枚準備します。

参照したい画像をMidjourneyのプロンプト欄の「OmniReference」にドラッグ&ドロップすれば、参照画像として設定できます。

【ステップ②】OmniReferenceの強さ(ウェイト)を設定する

画像をアップすると、左側に丸いボタンが出てきます。
これをクリックすると、OmniReferenceの参照の強さ(Omni Strength)を設定できます。

💡 補足:ウェイトを変えるとどうなる?

同じ画像・同じプロンプトでも、OmniReferenceのウェイト(強さ)によって生成結果が変わります。

Omni Strength値特徴
100(デフォルト)自然な雰囲気。違和感が少ない
400前後一貫性が高まり、キャラ再現に強くなる(おすすめ)
700〜1000キャラはより似るが、AIっぽさが出ることも

※「100〜400」くらいが自然でおすすめ。上げすぎると絵のタッチがAIっぽくなることも。

💡ウェイトを下げるのはどんな時?

OmniReferenceの「ウェイト(参照度)」は、画像をどれくらい忠実に再現するかを調整できます。
下げる(=画像からの影響を弱くする)のが効果的なのは、こんな時です:

○元の絵の雰囲気を少しだけ取り入れたいとき
たとえば、「キャラの面影を残しつつ、アニメ風にしたい」など、絵柄を変えたい時に便利です。

○新しいスタイルや構図に挑戦したいとき
ウェイトが高いと元の絵柄に縛られますが、下げると自由度がアップ!絵のタッチや構図を変えるのに向いています。


ポイントは、「どこまで元画像に似せたいか?」に合わせて調整すること。
忠実に再現したい時は高め、アレンジしたい時は低めにするのがコツです。

【ステップ③】プロンプトを書く

参照する画像の特徴を簡潔にテキストでプロンプトに書きます。

【ステップ④】画像を生成!

すべて準備できたら、Enterキーを押して生成スタート!

同じキャラクターの雰囲気や服装、小物がしっかり引き継がれたイラストが4枚出力されます。

他のパラメーターと組み合わせて、もっと理想に近づける!

OmniReference(オムニリファレンス)は、画像の雰囲気や要素を参照できるだけでなく、他のパラメーターと組み合わせることで、さらに精度を高めたり、AIっぽさを抑えたりすることができます。

--stylize(スタイライズ)

アート性・芸術性を調整するパラメーター。
値は 0〜1000 の間で指定できます。

  • 数値を高くすると:アーティスティックな雰囲気に
  • 低くすると:よりシンプルで装飾の少ない絵柄に

--exp(エクスペリエンス)

Midjourney v7で登場したディテール調整用の新パラメーター
0〜100 の数値で、数値が高いほど細部の精度がアップします。

  • --exp 100:より緻密な仕上がりに

【応用】OmniReferenceでアニメキャラの一貫性ある再現をする方法

Midjourneyって、アニメキャラとか日本っぽい“ゆるい”タッチをそろえて出すのがけっこう難しかったんですよね。
でもOmniReferenceを使うと、その再現がかなりしやすくなってきたので、今回はそのやり方をシェアします!

手順

  1. 再現したい画像を「describe」し、プロンプトに使う。
    Midjourneyが提案するプロンプトをそのまま使ってもOK。もしくは、自分で内容を見ながらタッチや特徴を補足して使います。
  2. Style ReferenceとOmniReferenceの併用
    Style Reference(全体の雰囲気)とOmniReference(キャラの特徴)両方で画像を参照。
    OmniReference(キャラの特徴)のウェイト(Omni Strength)は400。
  3. 画像生成
    → キャラクターの再現性が安定!

【応用】OmniReferenceでキャラクターを動かす方法

キャラクターを安定して再現できるようになったら、
「次はこのキャラに動きをつけてみたい!」って思いますよね。
ここでは、キャラクターを“動かす”ためのコツをシェアします。

プロンプトのポイント

動作をしっかり詳しく書くのがコツです。
たとえば「走る」だけじゃなく、
running, moving sideways, lifting arm など、複数の動作ワードを入れて具体的に!

OmniReference

--ow 400(ウェイトは少し強めで安定感を)

Style Reference

--sw 50(ちょっと緩めにして、動きの自由度を上げる)

注意点

「怒ってる」「踊る」みたいな感情表現や抽象的な動きは、まだ完全には再現しにくい印象です。
でも、工夫次第では「ちょっとそれっぽく見える」レベルまでは持っていけることも!

まとめ:OmniReferenceで“作りたい”がもっと叶う!

Midjourney v7のOmniReferenceは、キャラクターの一貫性や動作の再現を大きく進化させてくれる機能です。
これまで難しかった“同じキャラを違うポーズで描く”“同じタッチでいろんな動きをさせる”といったことも、
プロンプトやウェイト調整、リファレンスの使い方次第でかなり再現しやすくなりました。

特に、絵本やアニメーションなど「ストーリーのあるビジュアル」を作る方にとっては心強いアップデート!

OmniReference × Style Reference × プロンプトの工夫で、
AIでもキャラクターの“世界観”を大切にした創作がもっと楽しめそうです◎

もっと詳しい操作方法や実際の画面を見たい方は、この内容をYouTubeでわかりやすく解説しています!
設定の流れや使い方を画面で見ながらチェックしたい方は、ぜひ動画もあわせてご覧くださいね!

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