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こんにちは、AI たろうです。
「AIで毎日面白く」をコンセプトに、AIでのイラスト、絵本、アニメーションなどの作り方を解説しています。
今回は、Midjourney(ミッドジャーニー)のEdit機能の使い方を解説します。
Midjourneyを使っていて、「ちょっとここだけ変えたいな」「背景だけ直したいな」と思ったことはありませんか?
そんなときに便利なのがEdit機能です。
簡単に、Midjourneyで作成したイラストを編集できます。
ただ、使い方が少しわかりづらい部分もあるので解説していきます。
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Edit機能の使い方
今回はMidjourneyの「Edit機能」の使い方を解説していきます。
イラストの右側にあるコマンドの中から「Edit」を選びます。
もし表示されていない場合は、「More options(モアオプションズ)」→「More actions」にチェックを入れることで表示されます。
「Edit」をクリックすると、イラストを編集できる画面が表示されます。


このEdit機能の画面はアップデートで見た目が変わることも多く、使い方がわかりづらいと感じている方も多いかもしれません。
今回は、よく使う・重要な機能に絞って紹介していきます。
比率(Aspect Ratio)
画面上部には「1:1」や「3:4」といった比率があり、これをクリックすることでイラストの比率を変更できます。
たとえば「3:4」を選ぶと、縦長の比率に変わり、上と下に白黒の枠が追加されます。
「Submit Edit」を押すと、変更後の比率にあわせてMidjourneyが新たに画像を生成してくれます。
編集結果はその都度プレビューされ、気に入らなければ「戻る矢印」で操作を取り消すことができます。
「Reset Layer」ボタンを押せば、初期状態に戻すこともできます。
右端の「T」と書かれたボタンは「Reset Prompt」で、プロンプトを初期状態に戻せます。
プロンプトをいじってうまくいかないときに便利です。
Scale(スケール)
「Scale」のバーを使えば拡大・縮小も可能ですし、右上の辺にカーソルを合わせると回転操作もできます。イラストの白い四角の枠をドラッグしてサイズ変更したり、真ん中の矢印アイコンで画像を移動することもできます。
Erase / Restore / Select(消す・戻す・選ぶ)
次に「Erase」ツールを紹介します。
これはイラストの中の一部をクリックして削除する機能です。
ただし、厳密には“削除”ではなく“再生成”なので、選択した部分に新たなオブジェクトが登場する場合もあります。
消した部分を元に戻したい場合は、「Restore」を使いブラシでなぞればOK。
そして便利なのが「Smart Select」。
この機能では、イラスト内のオブジェクトを自動で選択できます。
選択したあと、「Erase Selection」でその部分を再生成したり、「Erase Background」で背景だけを変更することも可能です。
たとえば「Erase Background」を選択しプロンプトに「in a park」と入力すれば、背景が公園になるように調整されます。
その際、画像参照の設定は外しておくと、プロンプトが反映されやすくなります。
このように、「対象を固定して背景だけ変える」あるいは「対象だけ差し替える」といった調整も簡単にできます。
また、背景が少し変でも、再度Edit機能で調整・消去・再生成を行うことで修正可能です。
イラスト制作の微調整にとても便利な機能です。
Edit Tabの使い方
続いて「Edit Tab」の使い方について解説していきます。
Midjourneyの画面下のほうに「Edit」という項目があり、「Open in Edit Tab(エディットタブで開く)」というボタンがあります。
これをクリックすると、新しいページに移動して、より高度なEdit操作ができるようになります。
このエディットタブでは、基本的には先ほどのような機能が同じようにできます。
では、何が違うのかというと、大きく分けて3つのポイントがあります。
サジェストプロンプト(Suggested Prompt)
画面上部の「Suggest Prompt」をクリックすると、今表示しているイラストに合ったプロンプトを自動で提案してくれます。
自分でゼロから入力するより、参考になる表現が得られるので、非常に便利な機能です。
レイヤー機能(Layers)
画面左下に「Layers」という項目があります。
これを使えば、複数の画像をレイヤーとして重ねて編集することができます。
たとえば、スマートセレクトで猫を選んで背景を消しておきます。
その状態で「レイヤー2」に別の画像(例えば別で作ったMidjourneyの風景イラスト)を追加して、背景として配置します。
このとき、アップロードする画像はURLからでも、自分のPCから直接選んでもOKです。
読み込んだ画像は「上に表示されたレイヤー」として扱われるので、順番を入れ替えるだけで背景とキャラを簡単に合成できます。
それぞれのレイヤーは独立して編集できるので、猫のサイズだけ縮小するとか、背景だけを拡大するといった操作も可能です。
リテクスチャー(Re-texture)
さらに右上にある「Re-texture」ボタンを押すと、イラストのタッチやスタイルを変えることができます。
たとえば、「realistic cat(リアルな猫)」というプロンプトを入れてSubmitすると、
構図はそのままで、タッチだけがリアル系の猫に変わったイラストが4枚生成されます。
他にも「black and white pencil drawing(白黒の鉛筆画風)」など、雰囲気の違うスタイルに変えることも可能です。
また、左側にある「Add Reference Image(参照画像を追加)」を使えば、参照画像を元にスタイルを寄せることもできます。
たとえば「子ども向け絵本風」などの画像を読み込ませ、「children’s book style」と補足のプロンプトを添えて実行すると、
構図はそのままで、絵本のようなやさしいタッチに変更できます。
このように、「Edit Tab」では
- プロンプト自動生成
- レイヤー編集
- スタイル変更(リテクスチャ)
といった強力な機能を活用することで、Midjourneyで作った画像をさらに思い通りに仕上げることが可能です。
色々な使い方
ではここからは、Edit機能を使ってどんなことができるのか紹介していきます。
髪型だけちょっと変える


たとえば、人物のイラストを作ったときに、「髪型だけちょっと変えたいな」と思った場合。
髪の毛の部分だけを選択して、プロンプトをすべて消してから「blonde short hair(ブロンドのショートヘア)」とだけ入力し、Submitを押します。
すると、構図はそのままで髪型だけブロンドのショートヘアに変えた画像が生成されます。
背景だけちょっと変える


「背景だけ変えたいな」というときには、Smart Select(スマートセレクト)で人物を選択し、「Erase Background」をクリック。すると、背景だけをきれいに削除できます。
その状態で、たとえばプロンプトに「in a city(街中)」と入力して「Submit Edit」すれば、背景だけが街並みに変更されます。
逆に、顔の部分をまるごと囲って選択 → Erase Selectionすれば、顔だけを別の人物に差し替えることも可能です。ただし、ちょっと顔だけ変わって違和感が出たりすることもあるので、その点は要注意。
服を変える
服の部分を選んで「white shirt(白いシャツ)」などとプロンプトで指示することで、服装も自由に変更できます。
タッチを変えたい
Re-texture機能を使えば、アニメ風・白黒風など、同じ構図でさまざまなタッチの画像を作ることができます。
「こんなスタイルで」と画像を参照させることでも、より思い通りの雰囲気に仕上げられます。
まとめ
Midjourneyでは、プロンプトだけでもかなり精度の高いイラストを作れますが、
このEdit機能を使えば、そこからさらに細かな調整や微修正を加えることができるので、表現の幅が一気に広がります。
最初のうちは「1発で完璧なイラストを出したい!」と思ってしまうかもしれませんが、
Edit機能を知っていれば、「あとから直せばいいか」と柔軟に考えられて、気持ち的にも楽になります。
もちろん、完璧に何でも編集できるわけではありませんが、
昔はこういう機能自体がなかったことを思うと、今はかなり自由度が高まっている印象です。
これからもMidjourneyのアップデートで、もっといろんな編集機能が増えていくと思うので、
新しい機能が追加されたらまた紹介していきます。
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