最近、AIを活用した絵本作成が流行しており、多くの方が興味を持っていると思います。ChatGPTを使用して絵本の台本を作成する手順を紹介します。
はじめに
ChatGPTを使って絵本の台本を作るにはどうすればいいの?
AIを使って絵本の台本を作ることに興味はあるけれど、「どのように始めればいいのか?」「どんな工程を踏めばいいのか?」と相談を受けることがあります。
絵本の台本をAIで作成するには、ある程度決まったテンプレートや方法があります。それを利用することでスムーズに物語を作り上げることができます。
今までお話を作った経験がない方でも、ChatGPTを使った絵本の台本作成の方法を使えば簡単にストーリーを形にすることが可能です。
GPTsの登場:自分流にカスタマイズした絵本の台本作成Bot
そして、先日新しく実装されたGPTsなどの技術を使用すると、自分流にカスタマイズした絵本の台本作成Botを作ることができるようになりました。GPTsを使ったカスタマイズした絵本の台本作成GPTの作り方についても、後半で解説します。
まずは、ChatGPTを使った段階的な台本作成プロセスについて具体的な方法を解説します。
1. ChatGPTを使用した絵本台本の作成方法
絵本の台本を作る際には、ChatGPTを効果的に使うことで、誰でも簡単にお話を作成することができます。以下では、ChatGPTを使った段階的な台本作成プロセスについて具体的な方法を解説していきます。
ChatGPTを使った段階的な台本作成プロセス
まず最初に、ChatGPTで本の台本を作る方法を見ていきます。
ChatGPTを使って、1つの質問で一気に全部を作ろうとせず、質問を小分けにしてちょっとずつ肉付けしていくことが重要です。
このような段階的アプローチを取ることで、一つ一つのステップを確実に進めることができます。
プロンプトの例と役割付けの重要性
具体的なプロンプトについてですが、まずはChatGPTに「あなたは人気の絵本作家です」という役割を与えることから始めます。
この役割付けにより、ChatGPTは絵本の台本をしっかりと作ってくれるようになります。
そして、その後に希望する物語のジャンルや内容について指定します。
ヒーローズジャーニー理論を利用した物語構築
ヒーローズジャーニー理論を基に物語を作ります。
これは、主人公が冒険を経て成長し、最終的には目的を達成するという古典的な物語構造です。
この理論をChatGPTに指示することで、より一層引き込まれる物語を作成することができます。
タイトルとあらすじから始める方法
物語作りは、まずタイトルと簡単なあらすじから始めます。
ChatGPTに「絵本のタイトルとあらすじを5個作成してください。」と指示を出すと、絵本のタイトルとあらすじを5個提案してくれます。
これらの中から、最も気に入ったものを選び、さらに発展させていきます。
細かなカスタマイズ方法
一度タイトルとあらすじが決定したら、さらに細かなカスタマイズを行います。
たとえば、テキストスタイルの変更、物語の長さの調整、特定のページ数要求など、具体的な指示を出すことで、自分の望む絵本台本を形にすることが可能になります。
2.GPTsを使用した絵本台本作成ツールの作り方
次に、GPTsを使用した絵本台本作成について説明します。
ChatGPTのGPTs機能を利用することで、絵本の台本作成に特化した絵本台本作成ツールを作り出すことができます。
GPTs機能とその活用方法、そしてカスタマイズされた台本作成ツールを作るプロセスについて詳しく解説します。
GPTs機能とその活用方法
GPTsは、ChatGPTの有料プランで利用できる機能で、ユーザーは自分のニーズに合わせてGPTをカスタマイズできます。
例えば、
- 絵本の台本に特化したGPT
- 英語でストーリーブックを作るGPT
- レゴのブリックボックスジェネレーター
- サンタが答えるGPT
- ボードゲームの遊び方を答えるGPT
など、多岐にわたるカスタマイズが可能です。この機能を利用することで、一般的なGPTよりも特定のタスクに特化したAIを作成することができます。
独自のGPT作成プロセスの詳細
絵本台本作成に特化したGPTを作る方法を解説します。
カスタマイズされたGPTを作るプロセスは、まず「Create a GPT」を選択します。
ここで、ユーザーはプロンプトを入力しながら、徐々にGPTをカスタマイズしていきます。
初期設定では英語になっているため、日本語でのやり取りを希望する場合は、「やり取りは全て日本語でお願いします」と指定することができます。この段階で、GPTの名前やプロフィールを設定し、どのようなタイプの台本を作るのかを指定します。
プロンプトを入力しながらChatGPTと相談して、徐々にGPTを作り上げていきます。
そして、左側で作成したものを右のプレビュー画面で確認しながら、自分で実際にプロンプトを打ってみて、カスタマイズしたGPTがうまく機能しているかをチェックしていきます。
実際に「絵本クリエイターというGPT」を作成している様子を動画にしました。
カスタマイズGPTの保存と共有方法
カスタマイズしたGPTを完成させた後は、保存して自分だけで使うことも、リンクを共有して他の人と共有することも、または公開して誰でも利用できるようにすることも可能です。
カスタマイズしたGPTは、その設定内容やプロンプトなど、重要な情報も一緒に保存されるため、後から簡単に再利用や修正が可能です。
絵本台本作りAIを配布しています!
そして今回は、この記事を読んでいただいた方に、私が作成した絵本台本作りAIを配布します。
絵本台本作りAIを使うと、動画のように絵本の台本が簡単に作成できます。
受け取り方法は私の公式LINEに登録していただき、「絵本台本作りAIのリンク」とメッセージをいただければ、そのリンクを送ります。
LINEの登録はこちらです。
まとめと今後の展開
この記事では、AIを活用して絵本の台本を作成する二つの方法について掘り下げてきました。
今回紹介した2つの方法のまとめ
まず、ChatGPTを使用した絵本台本の作成方法では、段階的なアプローチと具体的なプロンプト指定を通じて、誰でも簡単にお話を形にできます。
一方、GPTsを利用したカスタマイズされた台本作成ツールの作り方では、より専門的で個別のニーズに合わせた台本を作成する方法を紹介しました。
今回紹介した2つの方法を試して、自分なりの物語を形にしてみてください。
今回はこれで以上です。
定期セミナー開催のお知らせ
AI分野は日々進化しており、新しい技術やアプローチが常に出てきています。そのためAIツールを最大限に活用するためには、継続的な学びが重要だと思います。
AI たろうWebでは、AIを活用した絵本作りの方法やテクニックについてのセミナーを定期的に開催しています。
セミナーの詳細を以下に掲載しています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
コメント